塾講師のアルバイトは、他のアルバイトとは違った楽しさがあります。今回は、塾講師バイトが楽しいと思える3つの理由を体験談を織り交ぜながらご説明していきたいと思います。
生徒と接するのはやっぱり楽しい
まず1つ目は「生徒とのコミュニケーション」です。普通の接客業のアルバイトではお客さんとコミュニケーションを取ると言っても、商品の受け渡しやレジでの応対くらいで、プライベートな話をすることはほぼないでしょう。しかし、塾でアルバイトする場合、ただ勉強を教えるだけではなく、ちょっとした休憩時間にプライベートな話をして生徒とコミュニケーションを取ることがしばしばあります。
「先生彼女いるの!?」や「今日部活でこんなことがあって~」「先生モンストやってる?やってるならフレンドなろうよ!」と本当にたわいもない会話をします。生徒たちからすれば、私たちは学校の先生よりはずっと年も近いので、友達感覚で気軽に話しかけてくれます。
中学生や高校生と話す機会なんて塾講師でもしていないとほとんどないので、年下の生徒たちと話すのはかなり新鮮で楽しいです。自分の周りではウケるような話でも、中高生からすれば意味が分からずウケなかったり、逆に中高生の中で流行っていることが、自分にとっては全然よく分からないことがありますが、それもまたギャップを感じることができて楽しいです。
授業が全て終わって報告書を書いているときに、生徒たちがわざわざ残ってしゃべり相手をしてくれたりすると、かわいらしいなと感じます。単なる友達として中高生と楽しくおしゃべりできるのは塾講師だけの特権でしょう。
生徒の成長させることで、自分も成長できる
2つ目は「生徒の成長も自分の成長も感じることができる」ことです。塾講師として働く以上、生徒の成績を伸ばすのを1番に考えるのはもちろんですが、「どう教えたら分かってもらえるのか」をずっと考えて授業をしていくにつれて、自分自身の教える技術も向上していくのを感じることができます。
何か教えて問題を解いてもらって「分かった!」と生徒が言っていても、その問題だからたまたまうまく解けただけであり、本質的なことが分かっていない場合があったりします。そのような場合、次回同じような問題を解いてもらったときにつまずいてしまうことがあります。そのため、生徒が「分かった!」と言ったとしても、その問題を解いた思考回路を言葉で説明してもらったりして、その問題の本質的なことをちゃんと理解しているのかどうかを先生である私たちが把握する必要があります。
本質的に理解してもらうこと
このように、生徒へ勉強を教えることを通して「何かを教える」ということについて表面上のことだけではなく、本質的な深いことまで理解させるプロセスを学ぶことができます。私は勉強を教えるときに「どうやって解くのか」だけでなく「その解法を思いつくに至るまでのプロセス」も教えるようにしています。
私は学生のとき、「この解き方知ってたらそりゃ解けるけど、どうやったらこの解き方思いつくんだよ・・・」といつも悩んでいました。自分が担当する生徒たちにはこのような悩みを持ってほしくないので、自分が悩んでいた「その解法を思いつくに至るまでのプロセス」を担当する生徒には必ず教えるようにしていました。
そうすると「なるほどね!」とか「そうそう、どうやったら思いつくかを知りたかったんですよー」などとさらなる理解につながり、生徒たちに喜んでもらえます。問題が解けるようになって嬉しそうな姿を見るのは本当にうれしいですし、自分も教えるのが上手になったんだという自信にもつながるので、これからも頑張ろうというモチベーションにもつながってきます。
どうやったらうまく教えることができるか試行錯誤しながら自分自身が成長していくことができ、うまく教えることができるようになれば、生徒たちもより問題が解けるようになり成績が上がり、それを聞いてさらにモチベーションが上がり・・・と良いスパイラルを作っていくのは塾講師の楽しさの一つです。
参考リンク
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