塾講師バイトは他の塾と掛け持ちできない!裏付ける2つの理由

この記事をご覧んのみなさんは、「塾講師バイトって意外と稼げない…」と感じている人なのではないでしょうか?

塾講師バイトって実は稼げないんじゃないか?

塾講師の仕事は、高時給でありながら、1コマあたりの勤務時間は基本的に60~90分程度です。数あるバイトのなかで、時間あたりの報酬が高い部類に属します。しかし、デメリットとして、指導する生徒との時間の調整が必要なため、長時間勤務がしにくい傾向にあります。つまり、バイトする側が「どれだけ働くか決めるか判断する」ことの主導権を握ることが難しいです。そのため、前回の記事で「塾講師だけで1ヶ月トータルの給料を上げることは難しい」との話をしました。

このような理由により、「じゃあ、時間対給料の高い塾講師を複数掛け持ちすればいいじゃん!」と考え、複数の塾や家庭教師で掛け持ち勤務をし、勤務する時間を増やそうと考える方も多いのではないでしょうか。

塾講師を掛け持ちできない2つの理由

残念ながら、多くの塾では、講師に他塾での講師や家庭教師に仕事を掛け持ちすることを禁止しています。掛け持ちを禁止する理由としては「情報やノウハウの流出の防止」と「塾のイメージ維持」の2つが考えられます。

理由その1:ノウハウの流出は塾の危機となる

講師になるとはじめに、指導方法の研修を受けることになります。初期研修は、少ないところでも1人につき約5時間、多いところでは10時間~20時間に渡って行われます。ここで身につけた指導方法を他塾での指導で実践されては、各塾が独自に蓄積してきた指導ノウハウが流出することになり、塾にとって大きな痛手となります

特に、地域密着型と呼ばれる学習塾ではその貯蓄されたノウハウやデータがウリになっていると言っても過言ではありません。過去数年間に渡って、その塾の生徒が所属している学校の入試情報や定期テストの情報などを地道に蓄積し、それを強みとしている塾にとって独自のノウハウは命なのです。学校ごとに過去問題やテストの傾向は異なるため、長年の蓄積が質の高い指導につながります。塾講師の掛け持ちはこれらの情報の流出につながり、多くの塾が禁止としているのです。

ノウハウを流失させたら違法行為

現に、学習塾の紙で印刷されたマニュアルの表紙には「持ち出し禁止」などを書かれています。もし仮に、流出してしまった場合には違法行為となりますのでご注意ください。

実際に塾講師の募集サイトを見てみると

実際に塾講師募集の求人が集まるポータルサイトでは、

他塾かけもち不可(塾講師STATIONより引用)

という記述があったり、

<副業・WワークOK>や<副業Wワーク>

の記述がなかったりと、複数の塾で並行して講師を行うことは推奨されていません。講師をはじめたばかりの頃には生徒数も少なく、収入が少なくなってしまいがちです。

塾だけで収入をあげたかったら、指導力を上げよう!

しかし、指導実績を積むうちに、徐々に生徒数は増えていくものです。無理に他塾や家庭教師と掛け持ちをすることなく、他のバイトを掛け持つか、どうしても塾で給料を上げたいと考えた場合は、勤務した学習塾で指導のレベルアップを図るべきでしょう。そして、指導スキルとキャリアを上げた後、もっと時給が高いバイト先に移っていくことが最短距離だと言えます。

掛け持ちが塾にバレてしまうケース

さて、具体的にどのようなシチュエーションで「複数の学習塾でバイトしていること」がバレてしまうのでしょうか。本当に、そんな場面があるのでしょうか?答えはズバリ、あります。なおかつ、起きる可能性は決して低くありません

体験授業でバレるケース

塾講師の掛け持ちがバレるケースは、新規生徒が体験授業に来た時です。塾は新しい生徒を募るために体験授業を行います。これは想像がつくと思います。体験授業を受けにきている生徒は、塾を探しています。塾を探しているということは、いくつか検討している塾がある可能性が非常に高いです。その時に、もし他の塾に体験授業を受けに行った時に、別の塾にもいた先生と会った場合、生徒はどう思うでしょうか?確実に不信感を覚えますよね。こうした理由により塾講師の掛け持ちはできないものと考えたほうが良いでしょう。

掛け持ちバイトをしたい場合はどうするべきか

他塾や家庭教師の掛け持ちが禁止される一方で、塾や家庭教師などの学習指導以外の仕事であれば掛け持ちは問題ありません。しかし、オススメなのは他業種のアルバイトを掛け持ちで行うことです。

http://juku-serch.com/2017/02/04/post-139

参考リンク

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