学習塾バイトのリアルな口コミと体験談「掛け持ち編」

今回も「リアルな口コミ」シリーズをご紹介していきます。実際に学習塾でバイトとして働いている大学生を中心にアンケートをとり、働いている現場の様子を具体的に感じていただけるようなコンテンツとなっています。最後までチェックしてくださいね。

バイト経験者の口コミ

今回紹介するのは、都内の有名私立大学に通う2年生の大野くんです。それでは、早速プロフィールから見ていきましょう。

大野くんのプロフィール

  • 大学2年生の男性
  • 文系
  • 都内有名国立大学
  • 初めてのバイトが個別指導塾で、派遣バイトを掛け持ちしている
  • 担当教科は「国語」「英語」「数学」「政治経済」「地学」「生物」

彼はこのシリーズで初めて「国立大学」出身であり、バイトを「掛け持ち」をしている人です。

①どんな時にやりがいを感じますか?

生徒が高いレベルの理解を示してくれる時。特に、教科書より「少し難しい応用レベル」について興味を持ってくれているとき。

回答に対するコメント

塾講師の腕の見せ所として、「現状より少し高いハードルを設定する」というスキルを持つと、「生徒のモチベーションを上げる」ことにつながります。そうすることで「この先生は、自分のことをよくわかってくれている」という信頼感に繋がります。

②塾側にどんなところに不満を感じていますか?

代講などの引き継ぎプロセスが確立されておらず、生徒に一貫した授業を行えていないこと。

回答に対するコメント

これも塾講師あるあるですね。代講とは、担当の先生が休みのため代わりの講師が担当することです。代講をする時の手続きや体制しっかりしていないと、代講された先生が非常に困ってしまいます。代講を任される時は、授業や指導の前に事前準備をし、確認をしておきましょう。

③生徒と接していて、悔しかったり、もどかしく感じた経験はありますか?

何度か切り口を変えて説明しているのに、いまいち理解してもらえなかった。

回答に対するコメント

非常にわかります。”いまいち”というところが、ちゃんと相手の様子を伺いながら接していることが伝わってきます。こんな時こそ「聞く力」を発揮しましょう。つまり、思い切って「どこまで分かってて、どこまで分からない?」と聞いてしまうのです。そして、分からないところまで戻ってあげてもう一度ゆっくり、一緒に、同じ目線で理解していくことが必要ですね。

④入る前と入った後で、ギャップを感じる場面はありましたか?

個々の生徒と打ち解けて会話することは、意外と簡単だった。

回答に対するコメント

素晴らしいですね。自分が設定していたハードルより少し低かったということですね。おそらく、相性や雰囲気がぴったり合っていたのでしょう。塾側は先生と生徒の相性に合わせてマッチングさせますので、それが上手くいったパターンでしょう。

⑤自分が成長した点はありますか?

授業記録をスムーズに書くこと、また書いている間生徒と会話なりで時間をつなぐことができるようになった。

回答に対するコメント

これも前回の記事で説明した「マルチタスク」のことですね。実は、私は、彼の初期研修を担当したのですが、最初のことは全く思ったとおりにできていませんでした。しかし、訓練の末、スキマ時間を上手く利用できるようになったんですね。

⑥サービス残業をしたことがありますか?また、何をしましたか?

掃除と会議です。

回答に対するコメント

すごいリアリティがある回答をありがとうございます。これはどこの塾にいってもありえることです。前者は、スキマ時間を利用したりする。後者は、塾の責任者と相談するという形で解消したいですね。

⑦(他の塾を経験した人だけ)今の職場と前回の職場とのギャップは何ですか?

給与体制がしっかりしている(雑務に対しても給与が発生する)

回答に対するコメント

近年、学習塾でのサービス残業が問題になり、「指導時間外の雑務」に対しても給与を支払うところが増えています。そのため、相談する価値は十分にあります。もしくは、思い切ってバイト先を変えてしまうのも手ですね。

⑧(他のバイトの経験がある人だけ)他のバイトとどんな点で違いを感じますか?

(派遣の搬入等と比較して)体力を使わないので、何日も入ったり長時間入ったりすることが難しくない。一方で、自分自身の仕事にともなう責任が重く、休むことがやや難しい。

回答に対するコメント

「運搬」の仕事は、体力を使うバイトを代表するくらい体力を消耗しますね。そのバイトとの比較をしてくれて、感じたのは

  • 体力ではなく、頭を使うので休憩を挟めば、連続で働くことができる
  • 責任感が重く、自分の都合で授業のコマを休むことが難しい

の2点でした。「体力を使うバイト」と「頭を使うバイト」の比較ができました。非常に有意義な回答をありがとうございました。

まとめ

いかがでしたか?次回からもリアリティが伝わるコンテンツを紹介していきますので、よろしくお願いします。

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