今回は、塾講師のバイトが就活や将来の仕事におけるスキルが「どう役に立つのか」についてです。結論から言うと、塾講師のバイトを通して
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- 相手のレベルに合わせて話ができる能力
の3つがつきます。塾講師のバイトをしている方や塾講師のバイトを検討している方は、大学生や大学院生が多いのではないでしょうか。卒業後はほとんどの方が就職活動をして就職することになりますよね。将来を左右する就職活動においても、塾講師のバイト経験が役に立つことをご存知でしたか?
ぼんやりと「何かの役に立つ」とは思ってたのは思いますが、言語化したことはないのではないでしょうか。みなさんのイメージ通り、塾講師のバイトを通して、就活の場面で役に立つ3つの能力を養うことができるのです。
目次
2つのコミュニケーション能力がつく
ところで、1言で「コミュニケーション能力」といいますが、実際は何を指しているのでしょうか。今回はの記事では、その言葉の定義とともに、どのような場面で効果を発揮するのかをお話していきたいと思います。
塾講師で身につくコミュ力とは?
さて、就職活動において重視されることも多い「コミュニケーション能力」ですよね。アピールポイントとして掲げる学生も多いですが、面接する側もあの手この手で本当にコミュニケーション能力があるのかを試してきます。その具体的な例が、
- グループディスカッション
- グループワーク
- 集団面接
- 個人面接
など様々な方法をとってくるにせよ、次のような2つのコミュニケーション能力を塾講師のバイトで養っておけば難なく乗り切ることができるでしょう。
相手の話の”本質を聞く力”
1つ目のコミュニケーション能力は、聞く力です。これは、ただ単純に「うんうん」と話を聞くことでありません。「相手が何を伝えたいのか」を言語・非言語コミュニケーションを通して、意図を汲み取る力のことを指します。
意図を汲み取る具体的な場面は?
生徒の「ここ、分からない」という抽象的な疑問に対してどう答えていますか?おそらく、ほとんどの塾講師は
- 「本当はどこからわかっていないのか」
- 「三角関数が分からない以前に、2次関数が分かっていないのではないか」
- 「英語の長文が読めないんじゃなくて、1文1文がしっかり訳せないんじゃないか」
を探るための質問をしているのではないでしょうか。つまり、具体的に言うと「ここが分からないんだね?何が足りないから、ここができないんだろうか?」という聞き方です。これは、ひとつの質問に対して「その奥にある疑問や意図」を引き出す訓練しているようなものなのです。
就活の場面でイメージしてみましょう
面接官の抽象的な質問に対して、ときには「それは~ということでしょうか?」と聞き返し、「面接官の意図を読み取る」ことで「適切な返答」をすることができ、他の就活生と差をつけることができます。
自分の意図を「適切に伝える力」
もう1つのコミュニケーション能力は伝える力です。これは単純に「自分の言いたいことをベラベラ話す」ことではありません。相手が求めていることに対して、「相手が求めていることを過不足なく伝える」ことです。
生徒の本当の疑問を引き出すことができても、それを解決してあげることができなければ授業が成立しません。相手の疑問に対して適切に答える(応える)という能力も塾講師のバイトを通して身につけることができるのです。以上の2つのコミュニケーション能力がつきます。1人に対して、ここまで深掘りしたコミュニケーションをとるバイトは他にはなかなかないのではないでしょうか?
プレゼンテーションスキルがつく
就職試験の中にはプレゼンテーションを要求される場合もあります。具体例をあげると、コンサルティング会社、外資系、商社などの業種です。プレゼンテーションでは、「与えられた時間の中で、伝えたいことを発表する」必要があります。そのため、理路整然と要点をおさえて発表する必要があります。
難しく考える必要はない
難しく思うかもしれませんが、塾講師のバイトを思い出してみてください。授業前に、
- 「これは絶対に伝えよう」
- 「この話からこの話へつなげれば解説がスムーズだ」
- 「授業時間内で説明できるのはここまでだ」
など授業の計画を立てているはずです。この作業は、まさにプレゼンテーションを構成するときと同じことなのです。授業ごとに「与えられた時間内に、伝えたいことを発表する力(プレゼンテーションスキル)」を養うことができるのです。
相手のレベルに合わせて話ができる
就職活動の面接において
- 「ゼミではどんな研究をしましたか?」
- 「卒業論文の内容を教えてください。」
といった質問をされることもあります。こうした質問に対しての回答は、どうしても専門的な内容にふれなければできないこともあります。しかし、その分野に対して面接官が素人であった場合、面接官にもわかるように話をしなくてはなりません。実は、これが意外に難しいのです。
相手のレベルに合わせられないと…
不採用になる就活生にありがちなのは、専門用語や前提知識がなければわからない話を延々と熱く語ってしまい、結果的に面接官がおいてきぼりになってしまうというパターンです。中学生の生徒に「英語を教えてほしい」と言われて、一方的に大学受験レベルの話しても理解されないのと同じです。アルファベットを知らなければアルファベットから、一部の単語を知らなければその単語を補足する必要があるのと同じです。
相手にどこまで知識があるのか、あるいはまったく知識がないのかを見極め、そのレベルに応じて使う用語を選んだり、補足説明をしたりしなければならないのです。つまり、相手の目線に合わせて話す必要がある。こうした就職活動に必要なスキルも塾講師のバイトを通して養うことができます。
まとめ
いかがでしたか?今回は、バイトを通して就活する時に役立つ「どのようなスキルが身につくか」という自己投資についての話でした。採用前の人は、お給料以外の部分のメリットにも目を向け、現在バイトをしている人は「今の業務が具体的にどう役に立つのか」を意識してみましょう。そうして、働くだけで成長のスピードは圧倒的に変わるはずです。
参考リンク
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