塾講師バイトをする前に知っておきたい!FCと個人経営の違い

今回は、「FC(フランチャイズ)」と呼ばれるチェーン展開している学習塾と個人経営の学習塾のビジネスモデルの違いです。塾講師で働く前にしっておきたい業界の構造をご説明していきます。なぜならば、人によって「どっちが合うか」が違うからです。自分に合っている方を選ばないと「塾講師ってクソなバイトだな」と思ってしまうからです。

「フランチャイズ塾」と「個人塾」の違いって?

フランチャイズ塾とは

加盟する塾(校舎単位)が本部(塾のブランドを経営している本社)から塾の商号や看板や商品を使う権利をもらって運営しています。ブランド力や教室運営のノウハウに関しては、すでに確立されたものを使用できるという利点が塾(校舎)にはありますが、その対価としてロイヤリティを本部に支払います。

個人塾とは

一方、フランチャイズに加盟していない塾(個人塾)は塾長ないし、ブランディングから運営や指導方針まで基本的には塾長や役員が決めていくことになります。

バイトに関係あるの?

ここまでがフランチャイズと個人塾のおおまかな違いです。では、塾講師のバイトをする場合にはどのような違いがあるのでしょうか?フランチャイズ塾と個人塾で塾講師として働くにあたっての違いをご紹介します。

①構造の違い

「フランチャイズ」

フランチャイズは商号や経営ノウハウは本部から加盟している塾の塾長に引き継がれますが、そこで働く塾講師にまで本部から細かなやり方の指導があるわけではありません。

意外と研修はあっさりしている

特に教え方に関しては、ほとんど自分自身で開拓していかなくてはならない部分もあります。塾によるところも大きいですが、塾長が指導方法を教えてくれることは稀でしょう。

イメージは「学習塾の教室内で、1対1の家庭教師を行う」

また、生徒の管理も一括して塾が情報を預かってはいるものの、塾長が生徒ひとりひとりの状態をしっかり把握しているかといえば、生徒数の多い大規模な校舎では難しくなるため、講師が担当の生徒の状況把握をしっかりしておかなければなりません。校舎という箱のなかで、それぞれの講師が担当する生徒の管理や指導をしていく必要があります。

「個人塾」

個人塾では、ブランディングや経営方針、指導方針などは塾長が決めてそのやり方に塾講師が従っていくことになります。こだわりのある塾長であれば、教え方についても塾長のやり方で教える必要があるかもしれません。

塾長の色が出る

「自分のやり方」よりも「塾長のやり方」に沿って指導していくことになります。また、小規模の個人塾であれば、塾長が生徒一人ひとりの顔と名前や状況を熟知していることも少なくありません。

塾長の管理範囲が広い

担当の講師が生徒のことを把握しているのは当然ですが、塾長も生徒のことをよく把握していると何か自分が生徒の指導で迷った時に塾長に相談を持ちかけ適切なアドバイスをもらうこともできます。 

②働きやすさ

「フランチャイズ」

フランチャイズでは、塾長のサポートもありますが、自分で生徒の管理や指導をする割合が多くなる場合があり、その分生徒との距離も近くなることでしょう。

ある程度、自由に教えたい人におすすめ

生徒が1年生のときから担当して受験までずっと担当するということも珍しくありません。自分のやり方・教え方で生徒を合格に導いてみたいという人はフランチャイズで働くとよいでしょう。

代わりの人がたくさんいる

また、塾によっては教える以外の業務や残業が発生するところもありますが、規模が大きいと事務員を雇っていたり、フランチャイズで雇われている塾講師バイト数が多いと自分の都合がどうしても合わない時に交代してもらえるといった利点もあります。

「個人塾」

生徒と講師と塾長の距離感が近いからアットホーム

フランチャイズに比べると、アットホームな雰囲気の塾も多い個人塾ですが、アットホームさゆえに教える以外の業務が発生することもあります。教材作成や保護者とのやりとりなどはフランチャイズでもすることがあるでしょうし、残業もある程度発生することもあります。それは個人塾も同じですが、塾長のサポート的な業務があることもあります。

バイトの役割は塾長のサポート

小さな個人塾では、授業料の口座引き落としを導入しておらず生徒から授業料を集金するといった業務や、夏期講習や冬季講習で夜遅く残っている生徒のために夜食を仕入れにコンビニまで買い物に行くといったこともあります。その間も時給をつけてくれたり、そういった業務も「楽しい」「勉強になる」と思える人であれば個人塾でも問題なく働けます。

参考リンク

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