こんにちは。今回は、塾講師バイトをするのに、学歴がどのくらい必要なのか調査してみました。テーマは3つです。
- 具体的にどのくらいの学歴が必要なのか
- 学歴よりも必要な3つのもの
- 学歴が高いほど時給は上がるのか
首都圏を中心に、地方の学習塾での勤務経験のある私から本当の実態をお伝えしたいと思っています。それでは、よろしくお願い致します。
目次
具体的にどのくらいの学歴が必要なのか
さて、みなさんが1番気になっているであろう「学歴」についてからお伝えします。結論から言いますと、学歴は必須ではありません。が、しかし、学歴があるほど、受け持つことができる生徒の人数が増えます。結果的に、シフトが増え、給料が増えやすくなるというメリットがあります。
採用試験の2つのポイント
具体的に説明します。まず、採用試験の時に2つのポイントを見ます。
- 教えるレベルの知識があるかどうか(大学受験なら簡単なセンターレベルの問題、高校受験なら教科書レベルの簡単な問題)
- 生徒と前に出してもいい人材かどうか
この2つをクリアすれば、学歴に関係なく、採用はされます。
試験が合格したら?
さて、採用後、シフトを組んでいきます。
- どの生徒とマッチングするかどうか
- 教えることができる授業はどれか
上記の2つを順番に決めていくわけです。その時に、難関大学志望の生徒に、Fランク大学の講師をつけることはできませんよね。がっかりされて、辞められてしまうからです。そのため、学歴が高ければ高いほど、選択肢が増え、受け持つ生徒の数が増えるということになるわけです。
学歴よりも必要な3つのもの
次に、学歴よりも必要な3つの要素をお伝えします。学歴がそこまで高くないけど、塾講師のバイトがしたいという方はこの3つの要素を身につけ、アピールしましょう。
- 責任感
- 指導力
- コミュニケーション能力
では、それぞれ3つの要素がなぜ必要なのか順番にご説明していきます。
責任感の強い人に生徒を預けたい
まず、1つ目に、責任感がなければ、生徒を任せることができません。なぜならば、授業が始まってしまうと、運営側は口出しができなくなるからです。授業時間内は講師1人に任せっきりになってしまいます。そのため、信頼を持てる人間にしか自分の生徒を任せたくありません。保護者と運営側のトラブルは非常に面倒なんですね。よって、責任感が強い人間に任せたいと思うわけですね。詳しくはこちらの記事をお読み下さい。
指導力が高い先生こそが塾のサービスである
2つ目に、指導力がなければなりません。学習塾で大切なことは、「生徒に分からせる」ことです。そのため、自分で勉強するのは得意であっても、相手に伝えることが難しい人は非常に扱いにくいです。つまり、生徒の気持ちが分からない人はいくら学歴が良くても塾講師には向かないのです。
例えば、極端な例で、東大生の塾講師で指導力が全くない人がいたとしましょう。自分は勉強で苦労をしたことがなかったので、指導の仕方が「なんでこんなことができないんだよ。」というスタンスになってしまいます。
そんな塾講師と生徒との間に信頼関係を築くことはできるでしょうか?その生徒の保護者から運営側にクレームがこないですむでしょうか?
おそらく答えはノーです。しかし、最初から指導力の高い人材は求めていません。入ったバイト先の研修中に指導力を鍛えていくところがほとんどです。つまり、大切なのは「指導力をあげようという向上心」だということができます。
コミュニケーション能力がないと業務に支障が出る
3つ目に、コミュニケーション能力です。具体的に定義すると、下記の3つができるかどうかになります。
- 運営側からの指示に従うことができる
- 生徒から話を引き出し、気持ちを汲み取れる
- 生徒に適切なアドバイスを送ることができる
生徒は、講師に対して「自分の成績を上げてほしい」と思っています。その一方で「いい先生に教えてもらいたい」とも思っています。もちろん「いい先生」とは人によって違います。
「おもしろさ」を求めている人もいれば「スパルタ指導」を求めている人もいるでしょう。しかし、上記の3点を満たすことができれば、必ず、誰にとってもいい先生になることができます。
学歴が高いほど時給は上がるのか
さて最後に、学歴が高いほど時給が上がるのかどうかです。ほとんどの学習塾において、”学歴だけ”に合わせて時給が上がることはありません。時給の高さを決める要因は、下記の2つになります。
- その学習塾のおける役職
- 勤務年
具体的に説明していきます。他のバイトであれば「バイトリーダー」だと時給が上がるところがありますよね。塾講師の中では「チーフ講師」などと呼ばれ、他の講師より権限を与えられているケースが多いです。その権限による業務範囲の広さに応じて、時給を上げているのです。
某大手予備校での事例を紹介
例えば、E光ゼミナールでは「バイトチェックシシート」などを設けています。A4の紙に1枚につき20個ほどのチェック項目があり、3枚分のチェックをもらえるとランクアップでき、時給が上がるという仕組みになっていたりします。
ただし、集団授業を行う学習塾で、難関大専用のコースなどがあれば、その時だけは時給が上がる場合があります。それは、その人にしかできない業務ですので、付加価値をつけるわけですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。このサイトでは、あなたに合った塾講師のバイトを見つけられるコンテンツを作っています。
参考リンク
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