今回は、ブラックバイトを見極める方法についてです。結論から述べると、ブラックバイトにひっかからないためには、採用面接前に情報収集をしっかりとする必要があります。
目次
塾の特徴を知り、ブラックかどうかを見極めろ
「個別なのか集団指導か」ということや「補習塾なのか学習塾か」ということなど、その塾の大まかな情報は知っておく必要があります。さらに「ブラックだと噂のある塾なのか?」というのも知っておく必要があります。あくまで噂…と思いますが、火のないところに煙は立たないといいます。
ブラックかどうかは「求人広告に見える」
ブラック企業を見つけるための手段として求人広告をしっかりと見るという方法があります。求人広告には多くの情報が掲載されています。「私服可」「複数担任制」などなど、その予備校や学習塾の勤務情報を得ることができます。その中でもしっかりと目を凝らしていけばブラックの匂いをかぎ取ることができます。具体的に気を付けたいワードをあげるならば、
- 「予習時間がない」
- 「指導するのは1~3人なので少人数で安心」
- 絶賛、求人募集しています!
というワードです。それでは、「ブラックバイトかどうかを知る4つのポイント」を順を追って説明していきたいと思います。
①「予習時間がない」はありえない
まず「予習時間がない」というのはあり得ません。よっぽど技量のあるベテラン講師でない限り、授業時間の1/3は準備が必要です。これはどういうことかというと、「(給料発生時間の中に)予習時間はない」ということです。もちろん、全くの嘘をついてというわけではありません。人によっては予習時間をとらないで授業や指導に向かう講師もいます。というくらいのニュアンスで捉えておけば、誤解を招くことがないでしょう。
新人の塾講師が、予習時間をなしで授業を行えるはずがありません。これは、学習塾の運営側の人が「せっかく、塾講師募集に費用をかけたんだから、できるだけ多くの人材を募集したい」というバイアスがかかり、「そのためには、できるだけ簡単な業務だということをアピールしよう」と考えた結果なのです。
②「指導生徒数が1〜3人」も危ない!?
さらに個別教室の「指導するのは1~3人なので安心」といった謳い文句も実は危険信号。1人や2人なら指導するのはまだ簡単なのですが、3人ともなればかなり大変なことになります。例えば、指導する生徒が3人とも同学年で、指導する範囲が同じなら、まだ満足な指導ができるかもしれません。しかし、3人の指導を行う場合は、多くのケースで違う学年、つまり内容がまったく違うことを教えることになる可能性が非常に高いです。
③「いつでも募集している」とブラックの可能性がある!?
最後に「いつみても募集をかけている」というのもブラックバイトの可能性が高いです。生徒のことや成績向上のことを考えている塾であれば、講師の質は当然高いものを求めるでしょう。しかし、「利益第一主義の塾」では講師の質などはさておき、従順に働き、酷使されることを拒絶できない「使い勝手のいい講師」を求めています。こういった講師を求める塾は、働かせ方もいい加減ですので、常に求人募集をしているということになります。自分自身が満足に働くためにも求人募集はしっかりチェックしたいですね。
まとめ
以上が、ブラックバイトを見極める方法です。塾講師のバイトはたしかに、ブラックな場所が多いのですが、中には優良なバイト先があります。筆者は、塾講師のバイトを通して、多くの貴重な経験をしてきました。もし、「塾講をやってみたいけど、ブラックっぽいな」という偏見で、応募への第一歩が踏み出せない人がいたら、このサイトを通して優良なバイト先を見つけ出すことを協力したいと思っています。合わせて、こちらの記事がオススメです。給料に関してブラックかどうかを見極めるノウハウが書いてあります。
参考リンク
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