今回は、塾講師のバイトが、実際どれくらい稼げるかどうかについて「塾講師給料の相場」をご紹介しながら書いていこうと思います。塾講師のバイトと聞くと時給が高いイメージがありますよね?しかし、中には「仕事量に対して給料が割に合わない」という意見も多く見られますが実際はどうなんでしょうか。
それでは3つのSTEPで、詳しく説明していきます。しかし、少々、計算式が多くなっていますので「読むのがめんどう!」という人のために、①の結論から見てもらえば、理解できるようにまとめておきました。
目次
①「集団塾か個別塾」と「コマか時給」どれが稼げる?
塾講師には2つのタイプがあります。1つは「集団塾」でもう1つは「個人塾」です。それぞれ仕事の特徴が異なると同様に、給料にもやはり違いがあります。それではさっそく「集団塾」と「個別塾」の1コマあたりの給料について紹介していこうと思います。
「集団塾」と「個別塾」の1コマあたりの給料の比較
- 集団指導の場合の1コマの相場 ・・・ 2000円~3000円
- 個別指導の場合の1コマの相場 ・・・ 1500円~2000円
と、なっています。こう見るとどちらも一般的なバイトに比べて給料が高く感じるかもしれません。ただし、ここで要注意なのがこの金額は ”時給ではない” という点です。
1コマあたりを時給換算してみた
塾の求人サイトでよくあるのですが、『1コマあたり2000円!』などの広告、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。一般的に集団も個別も関係なく、塾の1コマとは60~90分を指します。そしてほとんどが90分です。つまり1コマ2000円の場合、90分で2000円ということです。時給に換算すると約1300円になります。→90分2000円=時給1300円。このように、給与を時給換算して比較する必要があります。しかし、この作業は面倒なので、下記によくあるケースをまとめて比較してみたので、参考にしてください。
3パターンで具体例をみてみよう
- 時給1200円の塾講師バイトA
- 1コマ1500円の個別指導塾バイトB
- 1コマ2000円の集団授業塾バイトC
この3つパターンでどちらが効率よく稼げるのでしょうか
時給1200円の塾講師バイトA
1の場合は簡単ですね、単純に働いた時間と1200をかければ給与が発生します。
1コマ1500円の個別指導塾バイトB
2の場合はどうでしょうか?
- 1コマが90分の場合、1500/90となり、時給換算すると1000円/1時間
- 1コマが80分の場合、同様に計算した場合、1153円/1時間
- 1コマが70分の場合、同様に計算した場合、1293円/1時間
という結果になります。
1コマ2000円の集団授業塾バイトC
3の場合はどうでしょうか?
- 1コマが90分の場合、1333円/1時間
- 1コマが80分の場合、1500円/1時間
- 1コマが70分の場合、1714円/1時間
という結果になります。
結論
時給のよるコスパを大まかに考えると
- 1コマ2000円のバイト>1時間1200円のバイト>1コマ1500円のバイト
募集している給料が時給なのか、コマ給なのかはしっかりと確認しておきましょう。
②時間外労働の有無
次に、仕事内容からご紹介します。給料でも差が出ていましたが、時間外労働についてはどんな違いがあるのでしょうか。これは一概には言いません。詳しくはこちらの記事にまとめておきましたので、ご確認ください。
③一般的なバイトに比べるとどのくらい稼げるのか
例として関東エリアのバイトの平均時給は1020円です。そう考えるとやはり塾講師は稼げるのか?と思いますよね。そこで、稼げるかどうかを判断する基準をお伝えしたいと思います。
トータルの稼ぎを重視するか、コスパを重視するか
結論は「自由な時間がどれくらいあるかによる」です。極端な例を挙げると、1日に12時間働けるのであれば、塾講師よりも飲食などのバイトのほうが稼ぐことができます。塾は基本的に早くて午後4時から始まるところが多いので、多くても5,6時間しか働けないのです。
稼ぎを重視する場合
6時間働くことができても、4コマしか授業を持てません。そうすると1コマ2000円とした場合1日の稼ぎは8000円となります。1日に12時間働ける人が時給1000円のバイトをした場合1日の稼ぎは12000円です。4000円多く稼げるのです。これは極端な例でしたが、実際に「塾講師が稼げるバイトなのかどうか」は「自分の働くことのできる時間」によります。1日何時間働くことができて、どのバイトをすることが一番効率的か考える必要があります。稼ぎを重視したい人は特にそうです。
コスパを重視する場合
できるだけ時間をかけずに、効率良くある程度のお小遣いを稼ぎたいという人は塾講師バイトがオススメです。①の「塾講師の雇用形態3パターンの比較」でも述べましたが、大まかに言って、1つの基準として、時給換算で1200円を超えることができれば、一般的なバイトよりコスパよく稼ぐことができるといえます。
まとめ
いかがでしたか。塾講師の労働量と時給の相場が釣り合うかどうかは人それぞれです。結論から言うと、時給相場はやや良いと言えるでしょう。稼げるかどうかは働くことのできる時間によって変わってきますし、仕事内容は非常に責任感のある仕事です。1度働いてみるのもいいのではないでしょうか。今回の記事を皆さんの参考にしていただければと思います。
参考リンク
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