塾講師バイトのリアルな口コミと体験談「理系2年生編」

今回から、「リアルな口コミ」シリーズをご紹介していきます。実際に学習塾でバイトとして働いている大学生を中心にアンケートをとり、働いている現場の様子を具体的に感じていただけるようなコンテンツとなっています。

バイト経験者のリアルな口コミ

今回紹介するのは、個別指導塾で働いている大学2年生の徳元さんです。まずは、彼女のプロフィールをご紹介します。

徳元さんのプロフィール

  • 大学2年生の女性
  • 理系
  • 都内有名私立大学
  • 初めてのバイトが個別指導塾
  • 担当教科は「数学」「物理」「化学」

彼女は初めてのバイトが塾講師でした。「なぜ塾講師のバイトをはじめようと思ったのか?」という質問を投げかけたところ、「元々、塾講師か家庭教師を希望していた」と教えてくれました。以前の記事でご紹介した「元々、塾講師になった人は、はじめから教育業界を志望している人が多い」という傾向に当てはまりますね。

徳元さんのシフト表(塾講師のバイトのみを計算)

3時間を週に2回と5時間を1回、週あたり52800円。そして、交通費を足すと62400円の給料でした。

①どんな時にやりがいを感じますか?

やりがいと聞いて、パッと思いついたことが2つあります。前回の個別指導や、その前の個別指導で自分が教えたことが、「生徒の身についているな」と感じた時です。もう1つは、今まであまり積極的に話してくれなかった生徒が、「自分から質問をしてくれたりする時」です。

回答に対するコメント

やはり、どちらも生徒の成長に関するところが共通のポイントなんですね。

②塾側にどんなところに不満を感じていますか?

私が指導を希望していた理系教科以外の文系教科を任されるようになったところです。苦手な教科はできるだけ個別指導として教えるのは避けたいです。自分が教えるよりも、他の先生から教わったほうが、ためになるのではないかと思う時がよくあります。

回答に対するコメント

個別指導塾あるあるですね。曜日や時間帯によって、教えられる先生がいないとなった時に塾側が「まあなんとかなるだろう」という感じで講師にお願いされることはよくあることです。これは個別指導塾でバイトする限り避けられないことなので、働く前からある程度覚悟を持っておく必要がありますね。

③生徒と接していて、悔しかったり、もどかしく感じた経験はありますか?

教えたことが生徒の身についていなかったり、忘れてしまっていると感じた時です。また、問題演習で解いてもらう問題を選ぶ時、生徒のレベルに合っていないものを選んでしまった時です。

回答に対するコメント

塾講師の必要なスキルの中で、「生徒の復習をコントロールする」ことって実は軽視されているのですが、実は最も重要なことだと考えています。一生懸命教えたことが数日後、全て忘れられていたら何も教えていなかったと同様ですからね。ここの関しては別の記事でまとめていきたいと思います。

④入る前と入った後で、ギャップを感じる場面はありましたか?

とくにないです。

回答に対するコメント

彼女の話を聞いている限り、「勤務している塾に対して、元々先入観がなかった」と思います。そのため、働きはじめても「こんなものか」と感じながら働いているのでしょう。

⑤自分が成長した点はありますか?

ただ解き方を教えるだけでなく、生徒が本当の意味で理解しきれるように、ギリギリ分からなそうな質問を投げかけたりできるようになった点です。また、前よりも予習に時間がかからなくなったところです。

回答に対するコメント

個別指導の塾で働く際には、「押し引きができる教え方」が必要です。押しとは、一般的な生徒にものごとを分かりやすく伝え、理解してもらうことです。引きとは、一通り教え終わった後、「じゃあ今まで教えたことを逆に私に説明してみて」というように確認することです。特に、この引きの教え方が非常に大切です。この引きができるかどうかで、授業後の復習がスムーズにできるかどうか決まります。

⑥サービス残業をしたことがありますか?また、何をしましたか?

シフト時間をすぎて質問を受けているときはありますが、延長した分の時間を、残業手当として申請しているので、サービス残業にはなっていないと思います。

回答に対するコメント

ちゃんと残業手当をもらってるところが素晴らしい!たしかに、言いづらい部分はあると思いますが、みなさんも残業した分は、塾の運営者に相談してみましょう。泣き寝入りはもったいないですよ。

まとめ

いかがでしたか?今回も理系を担当する女性のリアルな現場を想像できたかと思います。次回からもリアリティが伝わるコンテンツを紹介していきますので、よろしくお願いします。

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