今回は、塾講師バイトに応募した後に行われる採用テストについて書いて行きたいと思います。学習塾の講師になる前に、必ず実施されるのが採用テストです。今回はその採用テストとは何なのかについて解説し、どう対策すればいいのかまでをお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
目次
採用テストとは?
学習塾のバイトとして採用される前に、大半のケースでは「筆記テストと面接」を行います。筆記テストは、教える学年によって試験範囲が異なります。また、偏差値の高い進学先にいけるように支援する「進学塾」なのか、学校の勉強をサポートを行う「補習塾」かの2パターンによってもかわってきます。そこについて学年ごとと塾の形態にテーマ分けしていきましょう。あなたが働こうと思っている学年と塾の形態をチェックしましょう。
中学受験
補習塾の場合
中学受験の補習塾は、教える内容と教える難易度だけをとってみると1番簡単だと言えるでしょう。教える範囲も狭いですし、求められている学習レベルの難易度も高くはありません。
採用試験レベル
筆記テストのレベルは、中学3年間の教科書レベルの試験が出題されます。
進学塾の場合
中学受験の進学塾は、全ての学習塾の形態の中で最も特殊であり、難しいと言っても過言ではありません。求められるレベルが高いうえ、出題問題が独特だからです。基本的に、5教科全て教えられる人を募集しています。しかし、1教科からでも教えられますので、どうしても中学受験がいいという人は、応募してみましょう。採用時点で、中学受験レベルの問題を完全に解ける必要はありませんが、中学受験で成功している経験がある人でない限り、難しいでしょう。
採用試験レベル
筆記テストのレベルは、中学受験の易しい〜標準レベルの問題が出題されます。
高校受験
補習塾の場合
高校受験の補習塾で特に大切なことが、学校の定期テストで点数をとらせることです。テストに出題されやすい問題を解けること、教えられることが必要です。なぜならば、定期テストでいい点数をとって、内申点を上げないといけないからです。特に「地域密着型」と呼ばれる地方で地元の中学生を顧客としている塾で特に顕著に表れる傾向です。
進学塾の場合
高校受験の進学塾は、生徒を「志望校に合格させる」ことが目標です。合格率が、その塾の信用性につながり、顧客が増えていきます。そのため、「内申点」と「入学試験(入試)」の2つをマスターしている人材でなければなりません。もっと具体的に言えば、学校の定期テストで点数を上げられる能力と入試に必要なテクニックを知っている2つのことが必須です。
採用試験レベル
筆記テストのレベルは、教科書レベルの問題が解ければ十分です。補習塾と進学塾のどちらも同じレベルの問題が出題されます。しかし、その後の大切なポイントが分かれていくという形になります。
大学受験
大学受験に関しては、進学塾しかないと言っても過言ではないでしょう。高校の授業で内申点をとっても「推薦入試が受けられる」というメリットしかありません。推薦入試を狙うためには、補習塾に通うよりも学校の授業を丁寧に受けることが1番効率がいいからです。
進学塾の場合
さて、大学受験の進学塾に必要な勉強のレベルはあまり高くありません。センター試験で言えば、60~70%とれる実力があれば十分だと言えるでしょう。大学受験の場合、今の実力よりも「学歴」が大切になります。レベルで言えば、「日東駒専」「産近甲龍」より上のレベルであれば、当日の試験の点数がよっほど悪くない限り、まず採用されるでしょう。
採用試験レベル
センター試験(易しい)レベルの問題
一般常識問題は必須問題
学年と進学塾と補習塾に関係なく、どの塾でも出題されるのが「一般常識問題」です。これは、学習塾の先生として、人にものを教える立場の人間にふさわしいかどうかを判断するために実施される問題です。
会場について
試験会場が決まるパターンは大きく分けて2つです。1つ目に、職場となる教室内で空き教室を利用して行ったり、空きブースを使用したりして試験を実施します。2つ目に、東京都内の大手の学習塾や予備校でしかないのですが、試験専用の会場に赴くパターンです。都内のターミナルとなる駅に「試験会場」や全国の教室で質問があった時に都内の大学生にネットで質問するための「質問センター」としての2つの顔があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?塾講師の採用テストと言っても、一概に言い切れません。あなたが受けるバイトの「学年」と「塾の形態」によって受けるレベルや難易度が異なります。採用テストを受ける前に必ずチェックしましょう。
参考リンク
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