今回は塾講師に必要な「責任感」について詳しく解説していきたいと思います。まずは、前回の復習をしましょう。塾講師のバイトをするのには、
- 責任感
- 指導力
- コミュニケーション能力
の3つが必要だと伝えました。その1つ目である「責任感」について深掘りしていきたいと思います。
目次
責任感が必要な2つの場面
責任感が必要になる場面は「時間」と「義務」を守ることの2つ対して責任を持たなければなりません。それでは、具体的に解説していきます。
必ず時間を守ろう
1つ目は、他のバイトでも当たり前なことです。担当しているシフトや授業時間に、忘れずに出勤しなければなりません。例えば、水曜日と金曜日の19:00~21:00の2時間ずつはAさんの担当になりました。そのため、その時間は忘れずに出勤しなければなりません。ここまではどのバイトでも当たり前の話です。しかし、塾講師のバイトでは、普段のシフトやコマをズラすことが他のバイトより難しいのです。
なぜならば、受け持つ生徒が固定されます。生徒側からすれば「この先生にずっと面倒を見てもらいたい」という心構えになります。それなのにも関わらず、
- 「悪いけど、来週の金曜日は他の先生が担当するから、よろしくね」
- 「今月は、おれが月曜日くるの難しいんだよね。他の曜日にしてくれない?」
などと日時の変更が多い講師がいたら、どう思われるでしょうか?もちろん、たまになら仕方ないのですが、時間変更が多いと不快感を与えてしまいます。つまり、責任感がなく、時間にルーズなだらしない先生だなと思われてしまいます。
運営側からすれば、面倒な講師だと認識してしまう
また、運営側の視点からすると、保護者とのトラブルが起きやすい要因の1つでもあるんです。担当の講師がわかっていて、臨時で代講する場合、先生にしっかり引き継げていない情報は必ずあります。具体例を挙げます。
普段担当の先生が「来週は古文の助動詞をやります。こちらで用意するプリントを使うので、何も予習をしてくる必要はありません」という話になっていたとします。
しかし、用意するプリントの情報を引き継げていないと、代講した先生は授業を行うことができません。そして、結果的に、生徒や保護者からクレームが来るという訳ですね。
成績を上げることに責任を持つべし
2つ目に、生徒の成績を上げることに責任を持たないといけません。
- 学習塾にくる生徒は、何を求めて塾に来ているのでしょうか?
- あなたの授業を受けに来ているのでしょうか?
どちらもは正解とは言えません。答えは、成績を上げるために来ているのです。
サービス業という仕事とは
教育サービスは、目には見えません。生徒や保護者からの月謝の対価として、成績の向上を提供しなければなりません。授業はしているが成績は上がっていない。それは、何も価値を与えたことになりません。
たしかに、バイトの業務内容として「授業を行う」という行為に対して価値を提供している契約を結んでいるため、給料どろぼうとは言えません。しかし、成績を上げられない講師のせいで、塾の評判が悪くなります。評判が悪くなると、担当できる生徒や授業が少なくなります。
そして、最終的に登録だけはされている名前だけの講師となってしまいます。つまり、目先の「授業を行う」だけでなく、生徒の成績を上げられているのかどうかという、1歩先にある価値を提供できているかに対して責任を持たないといけません。
参考リンク
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