こんにちは、今回は前回に続いて、カリスマ講師に必要な2つのスキルの1つである「問いかけ方」です。この問いかけのコツを学び、指導力をグンと上げましょう。
「不安を促す問いかけ」と「自信をつける問いかけ」
①不安を促す問いかけ
生徒を不安にさせるなんて逆効果なのでは、と思う方もいるかもしれませんが、実はこの問いかけが生徒の気を引くのに効果的なのです。授業というと先生が一方的に話し、生徒が聞く、という生徒にとっては「受動的」なものになりがちです。
「不安を促す」と「受動」を「能動」にガラッと変える
しかし、故意に生徒に不安を抱かせることで「この話を聞けば不安を解消できるかもしれない」という意識にさせることができ、結果的に「受動的」だった姿勢が「能動的」になります。生徒が能動的に話を聞こうとすると、同じ話をしても自然と伝わりやすくなります。
具体的には?
例えば、「関係代名詞って知ってる?関係代名詞が出来ないと○○が出来ないんだよ、大丈夫?」と問いかけてみます。これは、生徒が出来ないだろうと思って問いかけるのです。そうすると、生徒は「いや、不安です…」と返してきます。その時に、「あ、この人の話を聞かないとな」と思うものです。生徒が能動的に話を聞こうとすると、同じ話をしても自然と伝わりやすくなります。過度に不安を煽る必要はありませんが、うまく利用して効率の良い授業をしてみてください。
②自信をつける問いかけ
指導するにあたって「できた」と自信をつけさせることはとても重要になってきます。特別なことは何もいりません。説明した後に、どんなに簡単なことでもよいので理解できたかをチェックするだけです。
具体的には?
例えば、「π(パイ)は3.141592…なんだよ」と新しく教えたとします。その後に軽く雑談をはさみ、「さあ、πの値は?なんだっけ?」と聞いてみてください。そうすると、だいたいの生徒は答えられるのです。その時にすかさず「出来るようになったじゃん!すごいじゃん!」と、これでもかというくらいに褒めます。
褒めることが信頼関係を築くきっかけになる
毎回忘れずに行い、「できた」ということをとにかく褒めてあげましょう。生徒が「できた」ことを実感できれば「この人の話を聞いたことで自分ができるようになった、もっと話を聞きたい」と思うようになります。
さらに、そのような実感が得られると生徒との信頼関係が築け、今後の授業にも繋がります。「不安を促す問いかけ」と「自信をつける問いかけ」をうまく使い分けて生徒の意識を向かせながら授業をできるようになりましょう。
まとめ
どうでしたか?以上の話し方を元に指導力を鍛え上げ、しっかりと生徒に「伝えられる講師」つまり”カリスマ講師”になれるように日々精進しましょう。
参考リンク
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