今回は、前回に引き続いて「復習を管理するスキル」の続編です。具体的に言うと、「入試までに戦える力を維持し続けるための復習方法」についてです。つまり、どうやって長期記憶に落とし込ませるかです。それでは、よろしくお願いします。
目次
長期記憶が大切な理由は?
前回書いた3つの方法で、短期的に覚えることは可能なはずです。
しかし、記憶に定着させ、長期間覚えておくためには上記の3つだけでは不十分です。繰り返し復習する必要があります。そこで、「定期テスト」のように復習ポイントを設けてあげて、定期的に復習するようにしてあげましょう。
記憶の定着の仕組みを簡単に復習しよう
エビングハウスの忘却曲線
フリー・ジュニアアカデミーより引用
そこで忘れてしまっていることに気づければ、入試までに補強することができます。ゼロから覚えるよりも、一度、しっかり100%にして覚えたものを簡単に思い出せるのです。例えば、3年生の時に、1年の学年末テストの問題をもう一度解かせると、意外とできないこともありますよね。入試までに覚えたことを忘れてしまっていては、得点にならず、
- 「せっかく教えたのに入試に活かされなかった」
- 「せっかく覚えた(はず)なのに入試でできなかった」
と塾講師も生徒もがっかりする事態になってしまいます。そのようなことにならないためにも、日頃の暗記を大切にしつつ、しばらく期間があいたときにも復習する機会(タイミング)をつくってあげたいですね。
長期復習の具体的なタイミング
さて、長期的に暗記をするには、まずは覚えることを100%の精度で暗記しなくてはいけません。100%を作り上げたうえで何回も復習することが大切になってきます。
復習の第1のタイミング
まずは、覚えた日には30分以上は間隔を開けて、復習をしなくてはいけません。
復習の第2のタイミング
その上で、翌日の朝必ず復習するようにしてみましょう。一度寝ても覚えているものは、脳の中の長期記憶に入ります。しかし、寝たときに忘れてしまったものは脳がいらないものだと判断したものになります。従って、翌日の朝にできなかったものに関しては、再度覚え直し100%に仕上げてまた同じ工程を行って下さい。
復習の第3のタイミング
そして、1週間単位で復習を入れることにより100%をキープすることが可能になります。よって、1週間毎に全体の復習時間を入れてあげるととても効果的でしょう。
復習させる具体的な方法は?
こちらは、前回の記事に書いてあること同様のことをすれば問題ありません。
まとめ
いかがでしたか?長期的な復習を管理することができれば、期末テストの成績をはじめ、生徒の模試の成績、入試までの実力を上げることができます。ここまでできれば、一流の先生に近づくことができます。
参考リンク
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