こんにちは、今回は指導力アップについてです。テーマは生徒の成績アップをさせるために必須の「復習管理スキル」です。生徒に対して一生懸命教えてるけど、なかなか成績が上がらないという経験はありませんか?授業は真面目に受けていても、宿題をやってこない…。ズバリ言うと、復習できなければ、いつまでたっても成績は上がりません。みなさんも実体験があるので、今更言わなくてもいいかと思います。
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塾講師の役割は「教える」ことではない
しかし、頭の中ではわかっていても、行動に移せてない塾講師がかなりいます。私の経験から言うと、およそ90%の塾講師ができていません。塾講師の役割は「勉強を教える」ことではありません。「成績をあげる」ことです。そのために、復習を管理するするスキルは必須だと言えるでしょう。
しかし、そうした基礎的なところがおろそかになっていると問題も解くことができず、今後の躓きの原因となってしまいます。スムーズに勉強ができるように、復習を塾講師がしっかりと管理してあげましょう。
復習を管理するコツは「何を」「どうやって」「いつまでに」の3つ
やり方を教えず、いきなり「来週までに、これを復習しといてね」と雑に言われても、生徒は「何を」「どうやって」「いつまでに」覚えればよいのか分からず途方にくれてしまいます。また、そんなにたくさん覚えるなんてできそうにないと感じてしまうかもしれません。やり方もわからなければ、自分にできそうもない、そんなことは誰だってやりたくありません。その結果、「手をつけられない」という状況を招きます。そして、復習ができず、やる気が下がった状態で、次の授業に来るという負のスパイラルに陥るというわけです。
やるべきこと(what)を具体的にしてあげる
生徒に「復習しといてね」と言っても、生徒は何をすればよいのかわかっていません。この伝え方では、パラパラとテキストを見返す程度で「復習したつもり」になってしまうのが関の山でしょう。そうではなく、「今日やったp19~30の例題だけを復習しておいてね。」というように具体的に伝えます。
やるべきことのやり方(how)を教えてあげる
「英単語を50個覚える」という宿題を出すとしましょう。このとき、「どのように覚えるのか」の覚え方も教えてあげましょう。たとえば、「10個ずつ分割して、10回ずつ書く。50個すべてを一通り終わったら、答えを隠して自分で単語テストをする。できなかった単語は15回書く。」といったように細かくやり方を教えてあげましょう。
期限(when)を教えてあげる
計画的に物事を進めるには自立心が必要です。しかし、小中高生にそれを求めるのは、なかなか難しいこともあります。何ページから何ページの(what)とどのようにの(how)に加えて、「いつまでに」、といった期限(when)を提示してあげましょう。
塾講師で日付とやるべき内容、レ点チェックを入れるマスを書いた紙を用意してあげるとよいでしょう。できたらレ点チェックを入れることで達成感がありますし、期限が守れているか目で確認することができるので有効です。そうしないと「後でいいや」「明日でいいや」が繰り返され、結局復習できなかったということになってしまいます。
メモを残して、生徒のやる気をあげる
また、口頭で伝えるだけでなく、
- 問題番号にカラーペンで丸をつける
- 付箋をつける
- 違う紙に復習内容一覧を作り、まとめる
- 何回復習するのかを決めて、問題ごとに書いていく
- 日程を一緒に決め、カレンダーや手帳に書き込む
- 復習法のルールを決め、ルールブックを作る
- 復習を1回やるごとに書き込むチェック表を作ってあげる
といった工夫も必要です。耳で聞いた指示を、文字に起こしてあげることで、よりいっそう指示が具体的に生徒に伝わります。このような工夫をしなければ、生徒は何をしたらよいのかわからず、やる気も出ません。
まとめ
いかがでしたか?正直、復習を管理するのはめんどくさいとおもいますが、一流の講師になるには必ず必須のスキルです。毎回の授業や指導で気をつけていれば、生徒がちゃんと覚えてきたかどうかチェックするのが習慣になります。
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