今回は、担当教科以外の教科を任された時の対処方法についてです。塾講師のバイトをある程度続けていくと担当教科以外の教科を任されることがあります。特に、生徒が増え、講師の数が足りないような時期に起きやすいです。それでは、どのように対処していけばいいか1つずつ解説していきたいと思います。よろしくお願いします。
目次
まずは一度、冷静になって考えてみましょう
一旦、冷静になって考えてみましょう。塾側からすれば、何も期待していない人や絶対に任せられない人に、担当教科以外の教科を任せることはありません。
前向きな理由な場合
「あなたに」お願いするには必ず理由があります。一般的に考えられる良い理由なのが、
- 受験では使っていたが、バイトの指導では担当していない
- あなたの教え方が上手いから、おそらく他の教科を任せてもなんとかやってくれる
以上の2点です。
後ろ向きな理由な場合
運営側が適当な場合、考えられる悪い理由は「他に担当できる人がいなかったり、マッチングがなかなか合わなかったりするため、仕方なくあなたに任せた」となります。
「なぜ自分なのか」理由を聞いてみよう
もし、担当教科以外の教科を任される場面があった時には、通達者に対して「どうして私なんですか?」と聞いてみましょう。もちろん、絶対に本音で教えてくれるわけではありませんが、何かしらのヒントになることはあります。そこで、通達者の反応を見て、一点の曇がなくスパッと答えられるようでしたら、「前向きな理由」であなたに委任していでしょう。しかし、目が泳いだり、何かを隠そうとした場合は、残念ながら「後ろ向きな理由」である可能性が高いと言えます。
ポジティブに考えると
さて、ここからは自分の考え方についてお話していきたいと思います。「自分の担当教科以外を任される」とはどういうことでしょうか?ポジティブに考えると「あなたが実は、教えるのが得意な教科である」可能性があります。つまり、自分の守備範囲が増えるのです。そのことによって、どんどん仕事を任され、信頼を勝ち取ることができるでしょう。信頼を得られれば、職場での立ち位置もより良くなり、待遇がよくなったり、意見が通りやすくなることがあります。
任されるのが1回こっきりの場合
担当の先生が急に風邪を引いて、休みになった場合などで、「次回からはいつも通りの先生になる」という時、つまり「臨時で担当講師を受け持つ」場合には、経験上、なんとかなります。
事前準備は念入りに
事前準備の時間は、普段の2倍とっておきましょう。例えば、60分の指導であれば、最低でも30分ほどの準備が必要でしょう。事前準備の時に下記の2点を必ずチェックしておいて下さい。
保険となる先生を確保しておこう
分からないところがあれば他の担当講師に質問しておきましょう。生徒からの質問でどうしても答えることができない場合は、「保険としての先生」を確保しておきましょう。「保険としての先生」とは、生徒からの質問に答えることができなくなった時に「ちょっと待っていて」と伝えて、「ちょっとここ分からないんだけど、、」と聞きにいくための先生です。
その後、継続的に任される場合
今後、そのニガテな教科が継続的に任される時は、必ず生徒に1つ伝えておかなければなりません。それは、「自分は担当教科が得意ではないので、どこかのタイミングで質問に答えられない時があります。最終的には解決するように努力するけど、その時は一緒に考えましょう」ということです。つまり、事前に保険をかけておくことです。
他の先生と協力しよう
できないことがあるのでは仕方ありません。しかし、そこで無理やりなんとかしようとすると上手くいかないものです。そこで、正直に事前に伝えておくことで、誠実な心で生徒に接することで信頼を得られるでしょう。
それでも難しい場合は
どう考えても、「その教科はどう考えても無理だろう」という場合は、素直にお断りしましょう。断る時の気持ちの伝え方には注意しましょう。相手を逆撫でるようなことはしてはいけません。「自分を成長させるいい機会だと思います。非常にありがたいのですが、どうしても生徒の期待に応えられそうにありません。◯◯くんは、◯◯というレベルの志望校であり、そのレベルの勉強を教えることは、初心者の私には難しいと思います。そのため、お断りさせてください」というように、感謝の気持ちを伝えたうえで、自分では期待に添えないという趣旨を伝えましょう。
断るなら早めに
なお、断る時は相手側に迷惑をかけないためにも、オファーを頂いてからすぐに伝えなければなりません。運営側は他の担当者を探さなければならないからです。そして、断るのが遅いと「もう、あなたしかいない」という状況になりかねません。どちらにしろ、早めに断るのがベターだと言えます。
まとめ
いかがでしたか?考えようによっては「ピンチはチャンス」だということが分かって頂けたでしょうか?自分の成長をとるもよし、無難にミスを防ぐことも重要です。しっかり考えたうえで判断できるようにしてください。
参考リンク
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