アルバイトで家庭教師をする時、家庭教師派遣会社を利用して生徒と契約する方法と、個人契約をする方法があります。今回は、個人契約を結んで家庭教師のアルバイトをするメリットとデメリットをご紹介します。生徒と個人契約を結ぶメリットは、大きく3つあります。
目次
個人契約を結んだ家庭教師の3つのメリット
メリット「派遣と比べて高時給」
まず、1つ目のメリットは派遣会社を利用する場合に比べ、給料がよくなることです。つまり、高時給のバイトになる可能性が非常に高いです。
仲介者がいなくなると給料がアップする
なぜならば、家庭教師派遣会社の中抜きがなくなるからです。家庭教師派遣会社は、生徒からのお月謝として受け取る授業料から、仲介料を引いて先生に支払うため、どうしても先生の給料が安くなってしまいます。個人契約であれば仲介料は発生しないため、その分先生の取り分が増えるのです。
具体例で計算してみよう
1つ例を出して計算してみましょう。生徒は家庭教師を月に5万円払うとしましょう。その場合、仲介会社は約3〜4万円ほどを手数料としてもらいます。残りの1〜2万円が家庭教師のバイトに支払うという形になります。このように、どうしてもバイトの取り分は少なくなってしまう構造なのです。
メリット2「勤務日時の調整がしやすい」
2つ目のメリットは、契約期間や授業のスケジュールなどの調整がしやすいことです。
契約期間次第で調整可能
例えば、契約期間を「テスト前」や「3ヶ月間」など、生徒と先生の合意さえ得られれば、柔軟な契約が可能です。アルバイトで家庭教師をする場合、細かな規則があるとやりづらい方もいらっしゃるかと思います。ただし、契約先の保護者の方とのやりとり次第というので、一概には言えません。傾向としては、家庭教師のスケジュールに合わせてくれる家庭が多いようです。生徒との交渉次第という意味では、個人契約を結んだほうが働きやすくなります。
メリット3「生徒を取捨選択できる」
3つ目のメリットは、生徒を選べることです。家庭教師派遣会社から紹介される生徒は、双方の条件を照らし合わせ自動でマッチングさせており、基本的に生徒を選ぶことはできません。
全ては自己責任
しかし、個人契約では生徒の性別や学年、学力、交通の便など様々な条件を考慮し、受けるか否かを決めることができます。生徒との相性も含め選ぶことができ、負担が少ないのは大きなメリットです。現在では、家庭教師の個人契約を結ぶことができる掲示板もあるみたいです。こちらに関しては別記事で調査した結果をまとめていきたいと思っていますので、今しばらくお待ちください。
個人契約を結んだ家庭教師のデメリット
一方で、個人契約ならではのデメリットがあるのも事実です。授業料の滞納や、受験に失敗した時、生徒との関係など万が一トラブルが発生した場合、派遣会社を利用する場合には、派遣会社が間に入ってくれます。
しかし、個人契約の場合にはこうしたトラブルには、すべて自分で対応しなければなりません。個人契約の経験がない方は、「トラブルなんて起こらないだろう」と思われるかもしれませんが、個人同士の外からは見えづらいところでのやり取りになります。そのため、トラブルが起こることも少なくありません。
事前にすり合わせてトラブルを回避しよう
特に、受験の合否に関わる問題は生徒の将来にかかわるだけあって、非常にシビアで繊細です。家庭教師に過度な期待を寄せており、受験の失敗でトラブルになる場合などもあるため、契約時に期待値と現実のすり合わせは慎重に行っておくべきでしょう。
まとめ
契約時の交渉や、授業ごとのやり取りをしっかり行って、トラブルが起こらないように配慮する必要はありますが、給料が高く、柔軟な働き方ができる個人契約の家庭教師は非常に魅力的なアルバイトと言えるのではないでしょうか。下記に、家庭教師をやる場合のメリットとデメリットをまとめておきます。バイトを検討している人は、参考にしてください。
個人契約の家庭教師のメリット
- 高時給
- スケジュール調整がしやすい
- 生徒を選べる
→働きやすい環境が整っている
個人契約の家庭教師のデメリット
- トラブルが起こりやすい
- 成績が伸びなかったり、受験に失敗した場合の責任が重い
→全て自己責任である。対処できる器量があるかどうか。
参考リンク
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