こんにちは、今回は塾講師に必要な「コミュニケーション能力」について詳しく解説していきたいと思います。まずは、前回の復習をしましょう。塾講師のバイトをするのには、
- 責任感
- 指導力
- コミュニケーション能力
の3つが必要だと伝えました。その3つ目である「コミュニケーション能力」について深掘りしていきたいと思います。コミュニケーション能力と1語で語られることが多いですが、何をもってコミュニケーション能力というのでしょうか。その言葉の定義を行い、そのために必要な行動の2つをお伝えしていきます。
目次
生徒と適切な距離感を保つこと
生徒とコミュニケーションをとる中で、最も難しいシチュエーションの1つとして「初対面でのやりとり」があげられます。なぜ、初対面は難しいのでしょうか。その理由は「どんな性格の生徒か分からない」という要因があるためではないでしょうか。
- 明るい子
- おとなしい子
- よく喋る子
- 自発的な子
- 受け身な子
など色々なパターンがあります。そんな様々な性格の生徒と、適切な距離感を保たなければなりません。この記事では、全てのパターンを網羅することはできませんが、
- どんな性格の生徒でも対応できるために抑えておくべきポイント
を解説していきたいと思います。
過去の「経験」とその時の「感情」を聞き出そう
さて、初対面の生徒と何を話すべきなのでしょうか?それは「過去の経験」について聞くことができれば、その子の「好きなものと嫌いなもの」が浮かび上がってきます。
過去の経験を聞くとは?
具体的に説明していきましょう。高校生の生徒に対しては「中学の時や、前の塾ではどんなかんじで勉強していたのかな?」という質問がベターです。なぜならば、過去に経験があるため、その経験が「良かったこととして認識しているのか」それとも「悪いこととして認識しているのか」の判断ができるからです。
もう少し話を進めていきましょう
「中学に通っていた時は、〜という塾に通っていました」「前の塾では、個別指導の〜という塾に通っていました」などの返答に対する聞き方は、「その時は、紆余曲折があったのかな?もしくは、すんなり勉強できてたかんじかな?」です。ここで、「いいイメージ」と「悪いイメージ」のどちらに転がっていいように、2択で聞いてあげましょう。いわば、情熱大陸のインタビュワーをイメージしてください。
- 「その塾では、色々大変でした。例えば、宿題が多くて…」
- 「前の予備校では、カリスマの先生がいて…」
- 「前の塾は私にぴったりでした!」
話を聞きながら「その経験はもうしたくない」のか「その経験になぞらえたい」のかを判断しましょう。注目すべきは生徒の「感情」です。大まかには2つです。嬉しかったのか、不満だったのか。口にして「嫌だった」ということもありますが、多くの場合は非言語コミュニケーションで伝えようとします。
仮に、顔に出さない生徒であった場合は「それはよかったのかな?それとも、改善してほしいと思ったのかな?」と、やんわり聞き出すことが必要です。
- 「なるほどね。じゃあ、宿題は学校と塾の両者の兼ね合いをみて、量を調節できたらよかったんだね」
- 「ぴったりだったんだ!それはすばらしい!(私もその通りにやっていこう)」
という形で、相手が求めていることに応えられるように工夫しましょう。
初対面の生徒にやってはいけないこと
適切な距離感を保つために、やってはいけないことは「自分のスタイルに生徒を合わせる」ことです。具体的には、「ちぃ〜っす、〜って言います。じゃあ、僕のスタイルはガンガンいくかんじなんで、しっかりついてきてね★」というかんじです。暑苦しいですよね?そのうえ、相手が入る余地がなく、余裕がないように感じ取られてしまいます。
もちろん、東進の林先生などのカリスマ性があれば、生徒をぐいぐい引っ張っていく力が必要でしょう。しかし、塾講師を始めたばかりの人に必要なのは「型を作る」ことです。そのため、まずは「生徒が何を求めているのか」を適切に汲み取ってあげることが必要でうす。
まとめ
いかがだったでしょうか?塾講師に必要なのは、独りよがりなものではなく、「生徒が何を求めているのか、ニーズを察知する」ことなんですね。
参考リンク
オススメの塾講師応募サイトはこちら