こんにちは。今回は、集団授業の塾講師バイトとして働こうと考えている人、働いているけどなかなか授業が上達しない人のためのコンテンツです。これから働く人は「何に気をつければいいのかの指標」として、また既に働いている人は「この5つを守れているかどうかの指標」として確認してみてくださいね。
目次
①今日のゴールを決めよう
まずは、集団授業の目標設定が大切です。目標なしに授業を始めても、生徒たちは何をしていいのかわかりません。今日はココを理解させる!という明確なゴールを決めなければ、生徒にとっても講師にとっても無駄な一時間となってしまう可能性が高いです。
仮説と検証を行うことで指導力向上スピードが上がる
しっかりと理解させたいという目標を決め、その目標が達成できれば生徒のためになりますし、万が一失敗に終わっても、失敗から自分の何が悪いかを分析し、次に生かすことが出来ます。それらの理由からゴールは決めなければなりません。集団授業を行う時は、どうしても自分が話したいことを話すだけになってしまう傾向があるので、注意しましょう。
②授業をイメトレし、ノートに書き出してみる
黒板の内容を殴り書きでざっくり書いていきます。作り方のポイントは、
1.今日教える内容を決める
まずは頭の中で授業をイメージし、伝えるポイントを自分でまとめましょう。
2.時間配分で振り分ける
ざっと時間を図り、必要な時間を振り分けます。
3.最後に、不必要なものを省く
本当に必要な説明かどうかを吟味し、不必要なものは省きます。人に教える仕事をしていると、自分の知っている全てを伝えたくなるものです。人に教え、「おぉ~」という関心の表情をしてもらえれば、その快感は忘れがたいものとなります。しかし、時間は有限です。なんでもかんでも伝えようとすると、時間がいくらあっても足りません。教えたいことを明確にし、不必要だと思う部分はしっかりと断ち切りましょう。
③時間配分を上手くしよう
時間配分の設定ですが、気をつけなけれなばならないポイントがあります。①説明時間は出来る限り短く②解答時間はできるだけ長く。この2点です。
塾に来ている生徒層を分析しよう
塾に来ている生徒の多くは学校での授業で、うまく理解できていない子がほとんどです。(大手進学塾で上位クラスの生徒は別です)そのような生徒に長い間授業をしても、集中力が途切れてしまう場合がほとんどです。
時間に細かく区切りをつけ、集中力を保ちましょう
そうならないためにも、授業時間はできるだけ短く計画しましょう。できれば10分ごとに区切りをつけてあげましょう。もし、教えたいことが複数ある場合は、2回に分けて各5分ずつ。というように小分けして説明しましょう。
時間配分の例
理想の授業配分は、1例として、
導入(5分)
説明(5分)
回答(25分)
説明2(5分)
回答(25分)
計65分といった具合です。生徒側の気持ちを汲み取った授業計画をたてましょう。
④プリントを用意し、進行をスムーズにしよう
プリントには2種類あります。①問題だけのプリント②解説が中心のプリント。前者は、問題演習することができます。後者は、生徒が疑問を持った時に、解説パートのあるプリントだと
生徒たちは自分で答えのヒントとなる部分を探し出そうとします。こちらのプリントの参考書のように、概要をまとめたページがあると、生徒から質問があった時に「まずは解説を見ようか」と声をかけることができます。
自発的な能力を身につけさせる
これを繰り返すと、生徒は「先生に聞く前に解説を見よう」と自ら問題を解き始めるのです。どんな形であれ、自分で問題を解決できる力は生徒にとって大きな力になります。問題プリント作成する際は、そのあたりも気を使って作成してあげると、生徒のモチベーション向上につながるので、意識して作るようにしましょう。
⑤生徒のモチベーションを保とう
集団授業は個別指導と違い、生徒たち全員のモチベーションを保つことがとても重要です。さらに、一人でもやる気を失ってしまうと、伝染するように他の生徒もやる気を失っていきます。この「生徒の感情」をしっかりと理解し、調整を行わなければ集団指導の講師は務まりません。やる気を無くさせないための事前準備を怠らずに、入念な計画のもと、授業を実行するようにし、うまく機能していない点はすぐさま修正し、次に活かすように、日々精進しましょう。以上が集団授業を行う際のコツです。トップクラスなどのレベルが高い塾講師に必要な4つのコツはこちらです。
参考リンク
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